1年に数回だけど「過去のデータを探して」と言われることがある。
もはやオブジェと化しているPowerMacG4。
キーを叩くとき、指力(ゆびりょく?)がいるスケルトンキーボードも懐かしいね。すっかりホコリかぶってる。
私は必ずファイル名に年月日を入れるようにしてるんだけど、会ったこともない前任者がつけたファイル名は「ポスター.ai」だ。
MOを出し入れして、思いつくワードで何度も試してようやく探し当てた時は感動すらある。
もっとも、OS9時代は長いファイル名をつけられなかったので、ファイル名省略するのがデフォルト。
「平成7年の○○のデータ探して」と言われてもファイル名は「ポスター.ai」だし、保存した日を確認するしかなく、後で少しでも変更を加えたら、それがいつ頃作成されたものなのか、作った本人以外は分からない。
PowerMac(0S9)と、MacOS10.12はネットワーク接続できないし、低スペックのPowerMacに入ってるOutlookExpressからは重い添付ファイルは送れないので、データのやりとりをする唯一の頼みの綱はUSBメモリ。
新しいMacを購入した時に、一部の古いaiデータは、アウトラインかけ、ひとつひとつファイル名を付け直して、新しいMacにコピーした。
ファイル数が多く、保存に時間がかかりすぎるので、すべてのデータの移行は途中で断念した。
最近のMacに慣れすぎて、OS9で高速マウスカチカチ、ウインドウ全部開く!みたいなことをするとすぐフリーズする。爆弾もたまに見ると新鮮。
G4の前に座ると、過去の記憶とともに、嫌なことも思い出す。現在の進化した文明にも改めて感謝。
いつも前向き、有益、スピード、だけでは疲れる時もあるので、時々「保存待ちの時間」「復旧待ちの時間」「ダウンロードの時間」みたいな空白タイムを作って、頭を休ませよう…。
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