衝突防止ライン・セーフティーラインの作成

デザイン小ネタ

タテ線が果てしなく続くこの絵。
玄関周りが総ガラス貼りになっているお店には、かならずといっていいほど貼ってあります。

これは衝突防止ライン、または、セーフティーラインともいいます。
シルバーの円もよくあります。
きれいに磨かれたガラスに激突しないよう貼るものです。

何気なく立ち寄った店で見つけたセーフティーライン

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カッティングシートでセーフティーラインを作る

ただのタテ線だけだと味気ないので、タテ線の間に店舗名やロゴを入れる場合もあります。

線を太くしすぎると変に目立つし、細いと強度がなくなるので、作業のしやすさも考えると幅は10mmくらいがちょうどよいと思います。

ロゴのデザインによっては、カッティングシートでは製作できない場合もあるので、請ける前に必ずデザインの確認をすること。

カブ子
カブ子

太さはぎりぎり5mm、
1mmだと、ちょっと引っ張るとちぎれますー。

セーフティーラインのデザイン例

業者はカッティングマシン(カッティングプロッタ)でカットします。
カッティングマシンは、一見大きいプリンターみたいですが、ヘッドにカッターの刃がついています。

刃の圧を調整して、台紙ごと切り落とさないように軽いタッチでシートを切っていきます。

複雑な曲線も文字も思いのままです。
ちなみに業務用のカッティングプロッタは、1台50万円〜100万円くらいします。
(機材メーカーの展示会より)

参考サイト:株式会社ミマキエンジニアリング

カッティングシートの色決めと注文

セーフティーラインのデザイン例

グレーのシートで、上のデザインをカットしてみたイメージです。

ただ「グレー」といっても、各メーカーにたくさん種類がありますのでサンプルを取り寄せて、お客様と相談して色を決めます。

シートには屋外用、屋内用、ツヤあり、ツヤなしがありますので、貼る場所など必ず確認すること。

シートの幅は45cmか1mのものが多いです。
10m巻、20m巻、50m巻がスタンダードですが、1m単位での切り売りもありますので小ロットでも大丈夫です。

大量購入したほうが安いのですが、50m巻になると、女性一人で持ち上げるのは大変です。腕力に自信がない人は50m巻はおススメしません。

カッティングマシンを持っていなくても、シート製作を受注している業者もいます。結局外注に出され、料金が加算されますので要注意です。

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カッティングマシンでシートをカット、カストリ作業

セーフティーライン

角をめくって台紙からはがしていくと、柄だけ残るので、不要な部分をはがす作業を「カストリ」と言います。

そ〜っとめくると柄ごと全部くっついてきがち。
勢いよくピッピッと、リズミカルにはがしたほうが柄が綺麗に残ります。

シートの硬さや特性によっても違います。イラストでは「指」ですが、カットラインに指が入りにくいので、カッターの刃先でめくります。

カッティングシートをカットする前に表貼りか裏貼りか確認する

ガラスの外側から貼る場合はこれでOKですが、ガラスの内側から貼る場合は、
ロゴと文字を反転させます。
大量の文字シートをガラスの外側から貼ったあとに

依頼主

内側から貼ってください

と言われ、全部はがすはめになったがな!

はがしたシートはちぎれるので再利用できません。短納期の仕事で、時間ロスは痛い。

図面に表貼り裏貼りか指示がない場合は通常は表貼りと判断しますが書き忘れの場合もあるので、シートをカットする前に念押しして聞きます。
図面を信用しない…。しないぞ…。

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リタックシートを貼る

不要な部分を捨てて、使いたい部分だけ台紙に残したイメージです。

セーフティーライン

このまま台紙からシートを剥がすとタテ線とかショップ名とかバラバラになりますので、リタックシートを上から貼って、バラバラにならないようにします。

でかいマスキングテープと思ってください。リタックシートは弱粘着の和紙のものが使いやすいです。

手で触ってもべたべたしませんが、リタックシート同士は超強力にくっつきます。

カッティングシートを自作するときのコツ

業者に頼まずに、手動でカットからリタックまでやってみたい方はリタックをかぶせる工程が一番難しいので、多めに購入しておくと安心です。

シートより少し大きめにリタックを切って2人でリタックの両端を持って、軽くふわっとかぶせたら中心から外側に向かって、スキージーで空気を押し出します。

1人でやるときは、両手をひろげた幅より大きく切ったリタックは使わないこと。
私は120cm幅くらいを目安にしています。大きいと失敗する確率が高いです。

慣れるまでは、空気が入るわ、シワになるわ、リタック同士がくっついてぐちゃぐちゃになるわで、超イライラします。

うまく貼れるようになると面白いです。

スキージー

シートをガラスに貼る

衝突防止ライン

ガラスに貼ってみたイメージです。
貼る位置を決め、マスキングテープで一部分を固定しリタックごとガラスに貼って、スキージーでしっかり空気を押しだしたら、リタックをゆっくりはがします。

セーフティーライン
カブ子
カブ子

慣れてない人に現場施工させると
斜めに貼ったりしますので
スタッフの選び方も慎重に。

大型スーパーや家電量販店になると、ビルの周囲をぐるっと囲むのでこういったセーフティーラインのカッティングシートを100m分くらい作ります。

プロでもシートを貼るときにゆがんだり、裂けたりすることもあるので多めに準備しておきます。

セーフティーラインはさりげなく

セーフティーラインの製作をするまでは、買い物に行っても、ガラスドアをしっかり見た事ありませんでした。これから初めて行くビルは必ず見てしまいそうです。

待ち合わせによく使われそうなスポットだと、はがされたり、破られたりしてるのを見ます。
ひたすら手間かけて作り上げたシート、はがさないで…(泣)

はがされたセーフティーライン

カッティングシートという名称について

この記事では、わかりやすいように「カッティングシート」という名称を用いていますが「カッティングシート」は株式会社中川ケミカルの商品名です。

他社の製品もよく使いますが、このカッティングシート、色がとても豊富なんです!
見本帳みてるだけでも楽しいのですが一番よく出る色は黒か白です…。
 

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