衝突防止ライン/細い3色の線の作り方を徹底解説

デザイン小ネタ

衝突防止ライン・セーフティーラインの作成の記事では、連続したタテ線の作成方法を紹介しましたが、今回はよこ線パターンの作り方です。タテがヨコになっただけで作り方は同じように見えますが、難易度高めです。

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シンプルだけど難易度高い衝突防止ライン

3本のライン

ラインが細い
色を複数使用している

この指示書みただけで「うわぁ〜…やな予感」です。カットは機械でしますが、ほぼ手作業なので、手間と根気との勝負です。

まず、普通に3本のラインをカットします。青のシートで作っていますが、どの色で作ってもOKです。

3本ラインのベース

真ん中と、下のラインを台紙からはがします。イラストでは指ですが、カッターの刃先でシートの角をめくります。はがした細いシートは捨てます。

不要な部分をはがす

色が違うシートは、ガラスに貼る前に合体させておく

ラインを台紙からはがす

続いて、グリーンのシートでラインをカットし、台紙からはがします。ここからは繊細な作業になります。両端を持ち、真ん中のあいた所に貼り付けます。静電気でへんなとこにくっつきやすいの注意です。

シート合体

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3M™ スコッチカル™ フィルム XLシリーズの特性

  • ひっぱるとシートが伸びるので、
    軽く指に載せる感じで移動させる
  • 違うところにくっつけてしまうと、
    粘着力が強いので、はがすときに伸びる
  • ツルツルの台紙に貼る時でさえ少しの引っ張りで伸びる
  • 伸びたらあきらめて最後にカッターで切る
  • 伸びても切れば大丈夫!と思ったらあとでちょっと縮む

いきなり商品名出しちゃいましたが、マーキングフィルムマニアにはたまらない名品。素晴らしい点は後述します。※宣伝料はもらってません。

シートの伸縮性と引っ張り強度

シート合体

シートの平行を保ちながら、台紙のあいた部分の角に合わせてやさしく乗せます。反対側の端まで、ゆがまないよう軽く指で押さえていきます。

カブ子
カブ子

とにかく「伸び」との戦い。暑いと、さらに伸びる。夏は冷房がきいた室内で作業し、冬は暖房を強くしすぎないこと。

薄くて柔らかくて伸びるので、温度差に対する耐久性や、湾曲した物体に対してもフィットします。

他社メーカーのマーキングフィルムと比べて3M™ スコッチカル™シリーズは若干お値段が高いのですが、カス取りがしやすいので、複雑な図案にも適しています。

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もう一色も同じ作業を繰り返す

同様に、オレンジのシートでラインをカットし、台紙からはがします。両端を持ち、下の段のあいた所に貼り付けます。

ラインを台紙からはがして、シート合体

3本ラインができたら、ライン以外の不要な部分をはがして捨てます。

シート合体

不要な部分を捨てて、使いたい部分だけ台紙に残したイメージです。

ラインできあがり

リタックシートを上から貼って、バラバラにならないようにします。でかいマスキングテープと思ってください。リタック貼りのコツは衝突防止ライン・セーフティーラインの作成に記載しています。

シートをカットしてはがし、乗せる、はがし、乗せるの作業を繰り返して100m分くらい作りました。

ラインだけでなく、イラストが入ったりすると、1シート作るのに15分くらいかかります。色数、工程が増えるほど工賃がUPしますので、外注する場合は、予算を伝えましょう。

実はカッティングシート以外でも作れる

別の方法として、「ガラス用透明シート」に有機溶剤インクジェット印刷する方法があります。

溶剤インクは耐候性、耐水性に優れており、カッティングシートにくらべて強度もあるので、通常は印刷をおすすめするのですが、依頼主から「カッティングシートで」と要望があったため、この方法を採用しました。

カブ子
カブ子

カッティングシートは素人でも爪で剥がせるという難点があります。
耐候性の溶剤インク印刷用のシートは厚みと粘着力が強いので、道具なしではちょっと剥がしにくい。

シート裏のノリ部分の色も注目

ガラスドア

ガラス面に貼る場合は、室内、室外両方から見るので、ノリ部分がシートと同色になっているものが望ましいです。

3M™ スコッチカル™ フィルムのXLシリーズ中でも、表は着色でもノリ部分が白のものが混在しています。

3色のラインも逆側からみたら、ただの白線になってしまいますので、両面同色のシートを選びましょう。また、品番にMとついているものはマット(つや消し)なので、シートの「つや感」を統一したほうが仕上がりが綺麗です。

カッティングシートという名称について

記事内で使用している「カッティングシート」という名称は株式会社中川ケミカルの商品名です。わかりやすいように表記していますが、一般的にはマーキングフィルムと呼びます。
この記事内で使用したのは3M™ スコッチカル™ フィルム XLシリーズ
マーキングフィルムです。

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