「新型コロナウイルス感染症」が中国を発症とし、日本でも感染者が出ました。
私が一時期ハマッた米国のドラマ「ザ・ウォーキング・デッド」はゾンビによる世界の終末を迎えた後の物語。
生き残った人々は少人数のグループをつくり、安住の地を求め、ゾンビから逃れつつ旅をするホラー系ロードムービーで、フィクションですが原因はウイルスとされています。
現実でもドラマでも、ウイルスが脅威であることに変わりありません。
ただの娯楽として観ていましたが、非常事態における行動について考えてみました。

これからドラマを観る方は、以下ネタバレ含みますのでご注意ください。
安全な街を統治するリーダー
シーズン3の3話あたりに出てくるガバナーという人物がいます。
(字幕では総督。governor=知事という意味にもなる)
見た目はスラっとしたハンサム、73名ほどが暮らす街のリーダーとしてそう呼ばれています。
彼の街「ウッドベリー」は周囲に高い塀を築き、家も食べ物もあり、安全に暮らすことができました。

個人的にはニーガンよりガバナーのほうが怖い!
手に入りづらい物を集める手っ取り早い方法
ゾンビがはびこり、司法、警察、商業などがストップした世界で、なぜ快適な暮らしが可能か?
ガバナーは少人数で活動している軍隊を襲って武器や物資を強奪、用がなくなったら容赦なく銃殺するという、冷酷な男なのでした。
強奪だけで73名の生活を支えているのはやや不自然ですが、そういう設定です…。
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ガバナーは冷酷だけど、愛する娘を生き返らせたい
ガバナーにはゾンビ化した幼い娘がいます。鎖で拘束してオリに入れ、密かに元にもどす研究をしていました。
オリから出して、娘の髪をとかしてやると、皮ふが死んでいるため頭皮がごっそり取れたり、実の父親を食べようとしたりして、さすがのガバナーも大ショック!
裏の顔は冷酷極まりない父ですが、娘を助けたい一心でおかしくなっていく、悲しくもゆがんだ親心。
結局その娘も、敵対するグループのミショーンに刺されてしまうのです。
物資、食料集めに必死すぎたガバナーの末路
ガバナーは別のグループ(元保安官リック達)と争うも失敗し、手下には逃げられ、ヤケクソになり街に火をつけ、とうとうひとりぼっち。
放浪中、幼い少女を抱える家族と出会い、自分の娘の面影を重ねて次第に心を開いていきます。

ここで再登場するガバナー、まだ生きてたの!?という驚きしかなかった。しぶとい。
そして少女とその母親を守るため、また住居のっとりと強奪を試みますが失敗し、ざっくり刺されて命を落とします。
ここでようやくシーズン4の8話。ガバナー登場から最期を迎えるまで21話かかっています。ああ怖かった!
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薬と衛生用品の不足は深刻
一方、元保安官リック達のグループではインフルエンザが流行したり、赤ちゃんが生まれたりして、薬やミルク、おむつ不足が深刻。
ゾンビをよけながらの道中、いろんな人と出会いますが、人から物資を奪い取ったり、協力を拒んだ者はだいたい最後死にます。
非常事態では、なるべく大人数で進み、助け合うほうが生き残れる確率が高くなります。

マスク高値詐欺が横行

2020年1月「新型コロナウイルス感染症」の流行にともない、全国のスーパー、ドラッグストアからマスクが消えました。
フリマアプリ「メルカリ」では通常の10倍の値段でマスクが取引されています。Amazonやヤフーショッピングのお店も。

超立体マスクを愛用してますけど、元の値段は100枚で1100円くらいです。

非常事態の衛生用品の高値転売を、れっきとしたビジネスと主張する人もいますが、長期的に見て、賢いビジネスとは言えません。
お店は売れ行きを見て、適切な量を仕入れて販売していますが、一時的な流行に左右された素人の転売ビジネスは、やがて過剰在庫を抱え、売れなくなります。
知らない人も多いですが、100均、ダイソーの商品を販売目的で注文するのは禁止です。
コロナ禍のマスクバブルは、「家にあったものを使わなかったからフリマに」っていうレベルの量じゃないですよね。
詐欺師から買うと、やつらの資金源になり、模倣犯が増えるので絶対やめましょう。
奪い合いはやめよう
非常時に備えて日用品の確保は大事ですが、必要な分を確保したら買い占めはやめましょう。
最後に自分の身を守る命綱は情報です。
コンピューターに感染するウイルスも出回っています。
新型コロナウイルスを題材とした攻撃メールについて注意喚起されています。
厚生労働省及び検疫所から国民へメールすることはありません。
独立行政法人情報処理推進機構
(IPA:Information-technology Promotion Agency, Japan)
「Emotet」と呼ばれるウイルスへの感染を狙うメール
不安で冷静な判断を失うと別の被害が増えます。落ち着いて行動しましょう。