「デジカメは使えるけどパソコンは使えない」という方、結構いらっしゃいます。そもそもパソコンを持っていなかったり。
「大量の画像データを紙に印刷して残したい」という依頼がたまにあります。
方法はいろいろありますが、どのソフトで作るのが良いんでしょう?パソコンを所持していて、デザイン関係のアプリをインストールしていない方に聞くと、エクセルやワードに画像を貼り付けて一覧を作成し、エクセルを開いて画像をチェックしているそうです。
もっとスマートな方法はないのかな…?とも思いますがこの記事ではアドビのソフトを使う方法をご紹介します。
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目次
A3の用紙を使う場合
L判サイズ(89×127ミリ)の画像をすきまなく敷き詰めると9枚入ります。

↑結構ぎちぎちです。
もっと小さくして12枚配置する場合もありますが、あまり小さいとコピー用紙に印刷したときに細部が見えづらいです。
パソコンを持っていない方からの依頼なので、紙に出した時に見やすいよう、配慮したいと思います。
イラストレーターを使う
イラストレーターで新規ファイルを開き、複数の画像をまとめて掴み、アートボードにドラッグすると、全部重なって配置されます。
また、複数のカメラで撮影された画像が混在するとサイズはバラバラになります。規格がそろっていない画像を受け取る事多し…。

手作業でサイズを修正して整列させていきます。(フォトショップで事前にリサイズするという手もあるけど)

10枚程度ならいいけど、これが100枚、200枚あったりすると大変。さらに手入力でファイル名を入れろとか言われたら、とても、とても、めんどくさい。
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アドビ ブリッジを使う

Adobe Bridgeってなに?

イラストレーターデータ、フォトショップデータ、JPEG、PDFを、ソフトで開かずにプレビューできるよ。

プレビューだけならFinderでよくない?

プレビュー以外に、タグをつけたり、著作権の管理、画像を撮影したカメラ情報の記録、いろんな機能があるよ。
↓下記はアドビ ブリッジでのやり方の説明です。
アドビ ブリッジで画像一覧リストを表示させる
起動したら、該当のフォルダを選択してください。右上の「出力」をクリックします

画面の構成が変わりました。

「画像をカンバスにドラッグします」と書かれているので、まとめてドラッグ。
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アドビブリッジでは画像サイズ、枚数を簡単に変更できる


1枚1枚の画像の高さが統一され、ファイル名も自動で表示されて、綺麗に並びました。
出力設定のタブの「グリッドと余白」でサイズや、1ページあたりの画像の枚数を変えることができます。
「ドキュメント」ではページサイズ、解像度等の変更ができます。「PDFに書き出し」をクリックして、名前をつけて保存します。
アドビブリッジをダウンロードしてインストールするには
Bridge単体での価格表記はないので、実質無料?(2019年4月現在)。
アドビ製品、イラストレーターかフォトショップを買った時に使用権が発生したのだと思います。
Adobe ID とパスワード(無料)でログインすると利用できます。アプリケーションは、1つのIDでコンピューター2台までインストールできます。
イラストレーターデータを開かずにプレビューできるのはもちろん、キーワードタグをつけて画像を探しやすくするとか、便利機能がたくさんあります。
デジカメ画像の管理だけでも重宝するのではないでしょうか。経験の長いデザイナーほどブリッジをあまり利用していない気がします。
一度使ったらやめられなくなります。画像が検索しやすいので、素材画像をひたすらストックしていく作業も楽しいです。
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