仕事で日常的にメールを利用していて、ビジネスメール風の迷惑メールを見た事がある人なら怪しいメールはすぐわかると思います。
日本語がおかしいとか、アドレスのドメインのつづりがおかしいとか、パッと見でわかるものがほとんど。
自分は騙されないぞ!と思っていた私がついうっかり開きそうになった迷惑メールの事例を紹介します。
よくある迷惑メール
前月のご請求額が確定いたしましたのでお知らせいたします。
請求書、および明細をXLS形式の添付書類にてお送りいたしますので、ご確認ください。
ビジネスメールで会社名が書いていないのは怪しいですね。開かずにゴミ箱へポイです。
そしてある日、こんなメールが届きました。
いつもお世話になっております。
書類を添付しますので対応お願
どうぞよろしくお願いいたします。
2行目、書いてる途中で寝ちゃったのかな…。
印刷関係の仕事をしているのですが、紙看板という名称を日常的によく使います。
取引先に「パソコン使えないマン」がいらっしゃいまして、画像はエクセルに貼り付けてきます。(PDFやJPGでいいのよ)
誤字脱字は全然OKだけど、内容や納期など、具体的な用件は書いてほしいぞよ〜
とりあえずスタッフに
「マツオカさんていう方からメールきてるけど、問い合わせ受けたの誰?」
って聞いても該当なし。
宛先のアドレスに該当するショップが自社と関連性がないし、これはウイルスかも?と思いつつ、データを開いてみたい衝動に駆られる私。
添付ファイルをGoogle ドライブにアップロードしてみる
エクセルをインストールしていないマシンでエクセルデータを開きたいとき、よくわからないデータは、いつもGoogleドライブを利用しています。
Googleのサーバーで実行されるので、自分のパソコンは安全。また、ダウンロードするときには危険なファイルは警告を出してくれます。
以下は、Google ドライブにアップしたデータを開いたところです。
めっちゃボケとる!
このデータで紙看板作るの?目を細めても何も読めません。そもそも看板じゃない。
ひとつのセルに長いスクリプトが入っています。これはあやしい。
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通常はプロバイダが迷惑メールをチェックしてくれる
通常はプロバイダが「迷惑メールブロックサービス」で振り分けてくれます。
「迷惑メールブロックサービス」にひっかからずに迷惑メールを受信したときは、メールソフト(Thunderbirdの場合)に炎マークがつくか、赤字で「このメッセージは詐欺の可能性があります」と表示されます。
OCNとぷららは、「迷惑メールボックスに隔離されたメールのお知らせ」というメールが届き、メールソフトでは迷惑メールは受信されません。
迷惑メールの内容は、WEBメールからしか見れない仕様になっています。
「紙看板送付の件」は、どちらのセキュリティにもひっかからずに届きました。
ESET Endpoint Antivirus
一応セキュリティソフトも入れているのでセキュリティソフトがちゃんとお仕事しているか確認してみました。
ツール > ログファイルを開き、「検出された脅威」を見るとトロイの木馬を駆除した形跡が!
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こんな人が迷惑メールに騙される
- いつものお仕事にドンピシャなタイトルで届く
- 面識のない人からのメール(新規のお客様から)をよく受け取る
- 用件を書かない人、誤字脱字の多い人からのメールをよく受け取る
- 平気で10MB近い添付ファイルを送りつけてくる人がいる
- zip(圧縮)やexe(実行ファイル)は注意するけどエクセルは大丈夫
「見知らぬ人からのメールは開くな」と言われましても、ただの迷惑メールか、新規のお客様か判断できない場合があります。
取引先に高齢者が多いと、本文書かずに添付をつけたメールを送ってくる人方もいます。
即、迷惑メールと判断せずに、一手間ですが、電話で確認したりして柔軟に対応していきたいですね。
もっと安全にパソコンを使用するには
ウイルスはメール以外からも入ってくる危険性はあるので、より安全にパソコンを使うなら、ESET NOD32アンチウイルスがおすすめです。30日間無料で利用できる「ESET NOD32アンチウイルス 4」
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